第二回  雇用保険    変更はもうお済みですか?
平成14年10月分から、雇用保険料率が変更になりました。
ここで変更内容をもう一度おさらいです
料率はどのように変わった?
従来、従業員の給与から差し引かれる保険料は、

  
賃金総額諸手当・通勤費含む×6/1000 ※特掲事業のぞく

で算出していると思います。
今年の5月の労働保険申告も、雇用保険については、上記保険料と事業主負担分を合わせ15.5/1000で概算申告をしているはずです。
10月分より雇用保険料率は2/1000引き上げられます。
その内訳は、労働者、事業主の折半で、1/1000ずつの負担です。
ですから、上記保険料算出式からいえば6/10007/1000に変更と云うことです。
10月分からって・・・?
算出対象月とは、14年10月分からとなっていますが、具体的には、
10月中に賃金の締め日が到来する分からです。
例えば、月末締めの翌月5日払いであると、11/5支給分には新保険料ということになります。
追徴保険料?
失業者増加など、雇用保険財政は相当厳しい状況のようです。
それに伴って、来年5月の労働保険申告まで待てず、急遽、追徴となったようです。
  納付書 ・・・ 14年12月中旬には各事業所に送付されるそうです。
  納期限 ・・・ 15年1月末日まで
いったいどのくらい追徴の請求がくるんだろう?
今年の5月に労働保険申告書を提出していると思います。
その申告書控えを見てみてください。

 J保険料算定基礎額見込額の
    (ホ) の 欄  × 6/12(14.10〜15.3月分)×2/1000
これで算定してみてください。
詳しくは、 厚生労働省のHP を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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