平成18年 4月更新 −四字熟語−





人知でははかり知ることのできないほど優れている音楽、演奏のたとえ。
また、自分をよく理解してくれる親友のたとえ。

清らかな自然のたとえ。






伯牙はくが善く琴を鼓し、鐘子期しょうしき善く聴く。伯牙琴を鼓し、志高山に登るに在れば、鐘子期曰く、善いかな。峩峩ががとして泰山のごとし、と。
志流水に在れば、鐘子期曰く、善いかな。洋洋として江河のごとし、と。伯牙のおもふ所は、鐘子期必ず之を得たり。






琴の名手伯牙が高い山に登ることを思いながら琴を弾くと、彼の演奏をよく理解していた友人の鐘子期は「あの高い泰山のようだ」と評し、流水を思いながら弾くと「と流れる大河のようだ」と評した。
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